ポリフェノールの一種であるカテキンは、アニオン物質ですが、強力な殺菌作用と
消臭機能を持っています。
また抗酸化作用もあり、活性酵素の中和機能も持つ低分子の天然物質です。

今までによく行われてきた加工にお茶の葉加工、柿渋加工のようなポリフェノールを
利用したものがありましたが、ポリフェノールは光に弱く、分解が早いのが欠点でした。

EXカテキン加工ではカテキンに特殊な触媒を架橋させる事により、カテキンの消臭、
抗菌作用を高めたものです。

植物は根から水を吸い上げて、植物全体に行き渡らせる事により、きれいな緑を
保持しています。
水がなくなると枯れて茶色になってしまいます。

カテキンも同様に水の分子を供給されると抗菌・消臭作用が持続されます。
この状態を保たせるために巨大環状分子をカテキンに架橋させる事に成功しました。
この巨大環状分子は、カテキンの消臭、抗菌作用を促進し、触媒作用をしています。

水分子は、触媒上ではルイス酸とブレステッド酸にわかれて活性化しますが、
この巨大環状分子の中でルイス酸とブレステッド酸の間で電子のやり取りが行われる時に
カテキンを活性化することができます。
そうする事により、カテキンの作用を持続させるようにしたのがEXカテキン加工技術です。